http://mainichi.jp/select/opinion/hito/news/20080908k0000m070094000c.htmlひと:生越照幸さん=「残業代110番」を開設した弁護士
【毎日新聞 2008/09/08】
「過労で亡くなる人をなくしたい」。そんな思いから、「残業代110番」のホームページ(HP)を8月に開設した。長時間労働など職場環境に関する相談を受け付け、助言する。
弁護士になって約3年。「生き死ににかかわる裁判を手がけたい」と、過労の案件20件近くに携わった。遺族にも、言うべきことは言う。「命を金に換算する作業です」と。一方で、なぜ死んだかをとことん追及する。精神的に不安定になりがちな遺族に携帯電話の番号も伝え、寄り添う。
自殺対策のNPO法人「ライフリンク」のメンバーでもある。98年以降、毎日80人以上が自殺する日本。同法人などによる「自殺実態白書」で被雇用者の自殺者が多い地域を分析。「長時間労働や24時間交代制勤務、派遣社員の不安定な地位など、要因が共通する可能性がある」と指摘する。
エンジニアの父の影響で東北大工学部に進学。大学院で政治経済も研究した。修士論文のテーマは、原発立地の是非を問うた新潟県巻町(現新潟市)の住民投票を選んだ。「社会問題の解決に法律はどんな力を持つのか」を探る日々だ。
来年1月、同期の弁護士と2人で大阪市に事務所を開設する。「過労を生む職場環境を見直す流れを少しでも作りたい」。言葉にぐっと力を込めた。【玉木達也】
【略歴】生越照幸さん(おごし・てるゆき)さん。大阪府吹田市生まれ。大阪弁護士会所属。38歳。HPはhttp://www.zangyo110.com/
テーマ:社会問題 - ジャンル:ニュース
- 2008/09/09(火) 00:06:21|
- 未払い残業/サービス残業
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0