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http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_08072307.cfm「手取り月10万」
タクシー運転手悲鳴 政策Uターン 過剰地域台数規制へ
【読売新聞 2008/07/23】
JR仙台駅の
タクシー乗り場は、100台以上の
タクシーが客を待っていることが多い(JR仙台駅西口で) 2002年の規制緩和で増え過ぎた
タクシー台数に歯止めを掛けようと、国土交通省は地域の実情に合わせて新規参入や増車を規制する方針だ。来年の通常国会での道路運送法の改正を目指す。過当競争で運転手の収入が減り、労働環境の悪化が心配されるためだ。しかし、政府が
タクシー台数を調整することが健全な競争をゆがめ、行き過ぎた業界保護につながるとの指摘もある。(岩城択、鎌田秀男)
◆激戦地
JR仙台駅西口には、朝から
タクシー100台以上がすし詰め状態で並んでいた。客を乗せるまで1時間余り。「台数が増えすぎて月の手取りは10万円を切った」と男性運転手(31)が嘆いた。
仙台市内の
タクシーは07年3月末で3003台に達し、規制緩和後わずか5年間で1・5倍に増えた。全国最高水準の増加率で、国交省が新規参入や増車を禁じることができる「緊急調整地域」に今年1月、指定された激戦地だ。
新規参入は27社、約700台。保有台数を2倍以上に増やした市内の大手業者もいる。小学3年生の息子を抱える女性運転手(36)の月収は12万円。「走っても走っても客がいない。精神的に参る」と言ってため息を漏らした。
国交省は07年4月以降、経営環境が厳しい
タクシー業者を後押しするため、約50地域で料金値上げを認可した。収入が増えれば運転手の待遇改善にも役立つと考えたからだ。
東京の業者は07年12月に運賃を10年ぶりに平均7・2%値上げした。ところが今年5月の営業収入(1車当たり)は前年同月比2・9%減と落ち込み、6か月連続の前年割れとなった。「値上げで遠のいた客足が半年で戻る予測だったが、今でも回復のメドが立たない」(業界団体)という。
06年度の全国の
タクシー台数は27万3740台で、規制緩和前(01年度)から約1万5000台増えた。一方、営業収入総額は約4%減り、運転手の平均年収も5万円減の329万円となった。平均収入は全産業平均よりも226万円低い。
ある男性運転手(41)は6年前に別の仕事を解雇され、「稼げる仕事は
タクシーしかない」と飛び込んだ。別の男性運転手(44)は北海道から上京したばかりで、会社寮の6畳1間で同僚と2人暮らし。同僚らも地方出身の単身赴任者が目立つという。
転職組も思い通りに稼げないため定着率は低いという。売上高が月47万円に届かなければ給与の歩合が60%から50%に下がる
タクシー会社もある。月末に同僚から借金をして、客を乗せずにメーターを走らせて「ノルマ」をこなす運転手もいるという。
テーマ:社会問題 - ジャンル:ニュース
- 2008/07/23(水) 23:42:54|
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