http://www.asahi.com/kansai/news/OSK201006160070.html就活担当職員がセクハラ ショックで就職できず 芦屋大 【朝日新聞】
芦屋大学(兵庫県芦屋市)で、学生の就職活動を支援する40代の男性嘱託職員が、担当していた当時4年生の女子学生にセクシュアル・ハラスメント(性的嫌がらせ)をし、昨年9月に諭旨免職になっていたことが同大学などへの取材でわかった。女子学生は今春卒業したが、セクハラのショックで就職活動を中断し、就職できなかったという。
同大学広報課によると、男性職員は昨年1月、人材派遣会社の紹介で、同大学の「キャリア支援センター」(旧就職課)で派遣職員として働き始めた。企業に提出する学生の自己紹介書「エントリーシート」の書き方を指導したり、模擬面接の相手を務めたりしていた。同年7月、大学の嘱託職員になったという。
女子学生から相談を受けた弁護士によると、男性職員は同年6月ごろから、支援センターを訪れた女子学生を学外に呼び出したり、体に触ったりするようになった。「僕のことを好きになるよ」などの電子メールも一方的に送りつけていたという。
学生が恐怖心からセンターに行かなくなると、電話で「学校が終わったら(君の)自宅に行くから、家に居とけよ」などとすごんだこともあったとされる。弁護士は、ほかの複数の女子学生もセクハラ被害にあった、としている。
芦屋大学は男性職員のセクハラを認定し、同年9月30日付で諭旨免職にした。同大学広報課は、セクハラの内容や被害を受けた学生の人数について「プライバシーにかかわることなので答えられない」としている。
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不況で学生の就職活動の厳しさが増す中、就活を支援するため、学外からキャリアコンサルタントの派遣を受けたり、専門の契約職員を雇用したりする大学が増えている。個人情報を扱う部署だけに、その質が問われている。
大学関係者によると、学外から専門職が大学就職課などに配置されるようになったのは1996年ごろ。バブル崩壊後の就職氷河期に加え、97年に就職協定の廃止で就職活動が早期化。大学職員だけでは手が足りず、雇用が始まったという。
2005年ごろから就職支援専門の派遣事業者が相次いで開業。キャリアコンサルタントが08年に国家資格となり、文部科学省が09年度、「大学教育・学生支援推進事業」の一環として全国430大学に対し、「キャリアカウンセラー」(就職相談員)の配置などに補助金をつけたことも後押しした。
各大学はこうした外部職員に対しても、個人情報の保護やセクハラ防止を指導している。立命館大学(京都市北区)は、キャリアコンサルタント9人を専門契約職員として雇用。学生との接触は「キャリアオフィス」(旧就職部)内に限り、カウンターで面談する。家庭の事情を含む相談を受けるため個別ブースを使用する時は、ドアを開けるように求めている。密室での相談を避けるためだ。学生の履歴書やエントリーシートをオフィス外に持ち出すことは原則禁止にしている。
近畿大学(大阪府東大阪市)はセクハラ防止などの観点から、派遣の受け入れを女性のキャリアカウンセラー1人に限っている。関西の他の私大でも、履歴書やエントリーシートは添削後、学生に返却し、コピーを取らないよう指導している。
「就活のバカタレ!」などの著書がある石渡嶺司(れいじ)さんは「就職活動の支援では、学生の個人情報に触れざるを得ない。その扱いは職員個人の良心に任せているのが実情だ。学外に学生を呼び出すなどした場合、大学は対策の立てようがない」と話している。(阿久沢悦子)
テーマ:社会問題 - ジャンル:ニュース
- 2010/06/18(金) 00:10:15|
- パワハラ/セクハラ
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