http://mainichi.jp/area/shiga/news/20081209ddlk25100519000c.html教師:過重労働、深刻 月間超過勤務80時間以上、中学は30%にも /滋賀
【毎日新聞 滋賀版 2008/12/09】
◇県教組調査
過労死認定の目安とされる「1カ月80時間以上の超過勤務」をする教師が県内の小学校で7%、中学校では30%に上っていることが、県教職員組合(県教組)が10月に初めて実施した調査で分かった。100時間以上という教師も多い。県教組は「教育現場で感じていたことが数字で裏付けられた。教師たちはいっぱいいっぱいの状態」として、近く調査結果を県教委に提出し、人員確保や一人当たりの負担軽減などを求める。【稲生陽】
調査は、県教組が組合員を対象に、10月の1カ月間の超過勤務時間を集計。組合員の多い甲賀市や湖南市を中心に、小学校教師656人、中学教師233人から回答を得た。
その結果、平均超過勤務時間は小学校で45・7時間、中学では60・6時間。「80時間以上」という回答はそれぞれ45人、71人に上り、190時間近く超過して働いている小学校教師もいた。
地域別では、50人以上の回答があった4市(大津・高島・甲賀・湖南)の小学校では、湖南が平均51・3時間、甲賀も同48・3時間で、40時間以下だった大津、高島との差が目立った。
学校間格差も大きく、外国人や特別支援児童の人数に対し教員数が少ない小学校(県南部)では、回答8人中5人が「100時間以上」、さらに1人が「80時間以上」と回答し、過重労働の程度が突出していた。これとは別に、回答者4人の超過勤務平均が100時間を超えた小学校(同)もあった。
中学校は回答数が少ないものの、甲賀市内の2中学校では、20人以上いる回答者の過半数が80時間以上超過しているなど、同様の傾向がうかがえた。
労働安全衛生法の適用範囲が今年度から広がり、従業員50人未満の職場でも、超過勤務が1カ月80時間を超え従業員が疲労を訴えた場合、医師が従業員の面接指導をすることなどが義務付けられた。県教組は「超過勤務を正直に報告すると面接に時間をとられるので、教師もきちんと報告していないのではないか。過労で精神的に疲れて病気休暇をとった教師の補充もなかなか見つからず、別の教師が倒れるまで働く悪循環になっている」と話している。
テーマ:社会問題 - ジャンル:ニュース
- 2008/12/10(水) 00:06:36|
- 労働総合/社会
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